あいうべ体操で鼻呼吸!鼻呼吸で予防医療!

【あいうべ体操】指導者資格コース

考案者 今井先生からのメッセージ

医学者で統合医療を推奨しているアンドルー・ワイル博士の言葉に「間違った食事をしても健康な人はいるが、間違った呼吸をして健康な人はいない」と言うものがあります。

呼吸は私たちが生まれてからこの世を去るまで絶え間なく行われるものです。

この呼吸にには正しい鼻呼吸と間違った口呼吸という二つの方式があります。

間違った呼吸は、あなたや家族を間違った体の状態へ連れて行くでしょう。正しい鼻呼吸の獲得を目指して、より健康になり、豊かな人生を送れるようになるのがこのコースの目的です。

まずはあなたから、そして周りの人々へ。

息をすることは、生きること。セミナーでお目にかかれるのを楽しみにしています。

今井一彰



今井先生インタビュー

口呼吸が病気の根源。「あいうべ体操」で誰でも簡単にどこでも出来る予防治療を。

人生の上流である子供たちの健康を守れば世界が変わる。
命を支える呼吸こそ健康の第一歩!

あいうべ体操考案者

今井一彰(いまいかずあき)
メディカルエンターテイナー
みらいクリニック 院長
内科医・東洋医学会漢方専門医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長・加圧医療学会理事
息育、口呼吸問題の第一人者として全国を講演で回る日々。一般向けから専門家向け、幼稚園小学校から行政・企業向けなど幅広いジャンルの講演を行う。あいうべ体操、ゆびのば体操の考案者でもあり、Tv出演、マスコミにも広く取りあげられる。漢方治療のほか上咽頭炎治療(Bスポット)も行う。

便利社会が生んだ弊害「口呼吸」。口呼吸が病気の起点になっている!

口呼吸の弊害と鼻呼吸の重要性について知られていない状況です。一人でも口呼吸の人を少なくし、多くの方に鼻呼吸の大事さと鼻呼吸へ切り替える方法を伝えたいと思ったのがきっかけです。
現代人は、口を使わないライフスタイルに移り変わっています。メールやSNSなどのツールが発達したことにより話す機会が減りました。また食事が柔らかくなってきていることにより、あまり咀嚼しなくても摂取できるようになりました。歩かないと足腰が衰えるのと同様に口回りや喉回りも鍛えなければ衰え、廃用症候群につながります。
廃用症候群とは、病気やけがの治療だけでなく、座り過ぎなどの安楽なライフスタイルにより長期にわたる過ぎた安静状態により、普段出来ていたことが出来なくなるなどの身体の不活動状態により生ずる二次的障害のことです。
病気になれば、安静にして、寝ていることがごく自然な行動ですが、長く続けると、筋肉が痩せ衰え、関節の動きが悪くなります。さらには、活動性を低下させて悪循環をきたし、別の身体機能にも弊害をもたらします。
これが四肢の筋肉だけではなく口周りの筋肉にも同じように起こります。ここから口呼吸が始まっているのではないかと考えています。
例えば、てのひらや足の裏にアトピーのような湿疹ができるのも、口呼吸が原因の一つだという専門家がいます。口呼吸で扁桃が炎症を起こしやすくなるため、免疫が低下するからというのです。さらには口呼吸の場合、歯肉炎などを起こしたり、虫歯になりやすかったりといったことも指摘されています。これは口の中の乾燥が影響するからです。
ほかにも口呼吸の弊害としては花粉症や気管支喘息などがありますが、これらの病気を鼻呼吸に転換することによりで治そうという試みが行われています。

今流行している顎関節症も口呼吸の弊害が原因?!

顎関節症の原因には様々あります。
「筋力が弱って落ちて顎が落ちていくパターン」の場合は、あいうべ体操で口回りの筋力アップすることで改善することが出来ます。「歯と歯が当たる癖でおこるパターン(歯の接触癖、噛み締め:(TCH))」の場合は、舌が下がっていることが原因です。あいうべ体操でベロを上げることで改善できたりします。これも現代の口回りを使わないライフスタイルが生んだ弊害と言えます。

違和感が頭に残る「あ・い・う・べ」。

あいうべ体操は、「誰でもどこでもいつでも手軽にできるもの」というテーマに考えました。
様々な体操や器具を使ったものなど取り組んできました。しかし、器具を使うと続かず、続けてもらうために手軽にできる方法がないかと考えたのが「あいうべ体操」です。
高齢者の方や子供でも誰でもできるようにしたかったので、分かりやすく、短く覚えやすいようにしようとしました。
患者さんの診察にかけられる時間は限られているので、その中で短的に伝えて覚えてもらえるものにしました。
「あいうえお」という普段使われる言葉に異なる言葉を組み込むことで「あれ?」と興味をひき、頭に残るものにしようと考えたものです。その中でもベロ(舌)を強調したかったので、最後は「ベー」を入れ「あいうべ」としました。

ついつい口ずさみたくなる「あいうべソング」

「あいうべ体操」を童謡の「キラキラ星」の音楽に合わせたことでさらに覚えやすいものになっています。今では、幼稚園や小学校の先生や歯科の先生が様々な曲に合わせたものを考案してくださっているのでバリエーションも多くなってきました。今では英語や中国語、ドイツ語など様々な言葉に翻訳され、海外に広めてくれる動きもあります。本当にありがたいことです。

自分の健康を自分で守ろうとする意識が高い東北地方。

東北地方では自分の健康を自分で守ろうとする意識が高めようという取り組みが盛んです。東北地方は西日本と比べると人口当たりの医者の数が少ないにも関わらず、地域別の高齢化率は高くなっているからと思われます。
特に秋田・青森は「自殺死亡率が高い県」「平均寿命が短い県」「ガン罹患率が高い県」です。そのため、地方自治体も予防治療に力を入れています。
そのような背景から東北地方では多くの小学校であいうべ体操が取り入れられています。
ある小学校では、小学生の孫が喘息持ちのお祖父さんにいびきが気になったのであいうべ体操を教えてあげたという話を聞きました。その結果、息がしやすくなって喜ばれたそうです。孫から健康を教えられたと。
さらに宮城県南三陸町では健康長寿のために「あいうべ体操」を取り入れようという取り組みがあります。南三陸町病院は、南三陸町で唯一の総合病院(旧 志津川病院)で、2011年の東日本大震災の津波で壊滅してしまいました。台湾から義援金22億円を受け、2015年の12月に再開した病院です。地震で人口が少なくなったが、元気にやっていこうという取り組みの中で「あいうべ体操」を活用していただいています。

海外にも広がりを見せる「あいうべ体操」。

現在、日本以外にもミャンマーの子供たちに「あいうべ体操」の指導活動をしています。ミャンマーには歯科衛生士という職種は存在しません。日本と比較して、ミャンマーの歯科医療従事者の数は非常に少ないです。ミャンマーではう蝕や歯周病以外に、口腔がんが大きな歯科保健問題となっています。南アジア、東南アジア、アジア太平洋地域の国々では、古くから Betel quidによる噛みタバコの習慣が認められていますが、他の東南アジア諸国と比較して、ミャンマーでは特に若年層において噛みタバコの使用が増えており、それが口腔がんの増加原因となっています。
この問題を解決するために日本の歯科医がミャンマーで活動していました。その方々から、無料でできる「あいうべ体操」を使わせてほしいと依頼があったのがきっかけです。今では、世界各国で広がりを見せています。どの国でも子供同士で行うと笑顔になると評判を得ています。

ヨガ・ピラティスとの「呼吸」の親和性

(株)ぜんとのコラボしたきっかけは取引があった歯科材料企業「(株)ヨシダ」の方がzenplaceの会員で、「ヨガやピラティスも鼻呼吸だから親和性があるのでは?」ということで紹介を受けたのがきっかけです。呼吸というのは唯一コントロールできる自律神経です。現代人はスマホが普及して前かがみになりすい生活習慣となっています。そうすると胸骨・胸筋が狭まり、呼吸が浅くなって自律神経のバランスが崩れやすくなってしまいます。現代人には呼吸をコントロールすることが必要です。
呼吸の大事さをzenplaceさんと一緒に啓発し、コントロール力を高められる「あいうべ体操」や「ヨガ・ピラティス」を普及させたいと思います。

命の上流である「呼吸」、人生の上流である「子供たち」。少子高齢化の改善に

海を良くするには川がキレイでなくてはいけない。川をキレイにするには森が良くないといけない。それと同じように命(身体)の上流である呼吸を変えることで、病気を未然に防ぐことが出来ます。また、今の現代人を変えるには人生の上流である子供たちを変えることが大事だと思っています。上流が変われば当然下流が変わる。下流だけ変えても上流が変わらなければ変え続けなければならなくなってしまいます。
病気や人生の上流である呼吸、子供を変えることは社会的意義があると思って活動しています。世界的に少子高齢化が進んでいる中で、この社会的問題を改善するには次世代の子供たちの健康、元気に育てるしかないのです。
だからもっと「あいうべ体操マスター(息育指導士)」を増やしたいです。呼吸は、全員が等しく行っているものです。食事と同じで、摂取しないと人は死んでしまいます。しかし、食事スタイルは時代とともに変化します。今から100年後の食事は想像できないし、100年前の食事スタイルも今とは想像できないぐらい変改しています。ところが空気はずっと変わりません。この不変性をもった呼吸を生活に取り入れることで、すべての人が健康になってほしいと思います。

病気を予防し、元気な方を増やすのが医者の存在意義

医療従事者のような専門家が話すのではなく、口呼吸問題について話せる人たちを増やしていきたいです。鼻呼吸の大事さを初めて聞く人が必ず「もっと早くしりたかった」と言います。これって医者としては努力不足だと痛感します。医者の存在意義は、病気を治すことではなく、病気にならないようにすること、元気な方を増やすことだと思います。でも私一人で広めることは難しいです。だから「あいうべ体操べマスター」のような方々に協力してもらいたい。それがあいうべ体操マスターコースの目標です。

読者へのメッセージ

どんな名医より「病気にならないことが大事」です。マスターコースでも話しますが。治療は医者しかできない。しかし予防は誰でもできます。みんな病気になってから慌てるけどそれでは遅いのです。鼻で呼吸するという当たり前のことだけど当たり前にすることが大事。病気がすぐ直る魔法はなく、地道に努力することでしか改善できないのです。
正しい呼吸法を生活に取り組んでくれて、このこと知って良かったと思ってくれる人が一人でも増えてくれたらうれしいです。

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